
舞台は1960年代末のヴェトナム。ウィラード大尉は、ジョングルの奥地で王国を築いたとされるカーツ大佐を暗殺する命令を受け、部下4人を引き連れてナング河を溯っていく。その過程でウィラードが遭遇するさまざまな戦争、そして人生の狂気。やがて彼はカーツと対峙し…
フランシス・コッポラが己の映画生命の全てを投入し、文字通り狂気の沙汰を繰り返した果てに完成させた超大作。単にヴェトナム戦争ものというよりも、戦争そのものの本質や、そこから浮かび上がる人間の内面を鋭くえぐったものととらえ、そのクオリティは映画史のみならず、20世紀の芸術史に残るべきもの。
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