
今月2日に肺炎のため亡くなった漫画家の赤塚不二夫氏の告別式が今日7日中野の宝仙寺で営まれた。
赤塚氏に才能を見いだされ、芸能界入りしたタモリが弔辞を読んでいた。『あなたの考えは、すべての出来事、存在をあるがままに、前向きに肯定し、受け入れることです。それによって人間は重苦しい陰の世界から解放され、軽やかになり、また時間は前後関係を断ち放たれて、その時その場が異様に明るく感じられます。この考えをあなたは見事に一言で言い表しています。すなわち『これでいいのだ』と。あなたにはお世話になりながら一言もお礼を言ったことがない。しかし、今お礼を言いたい。ありがとうございました。私もあなたの数多くの作品の一つです』と涙声で語りかけていた。
昼食をとりながら何気なく見ていたテレビの前で、正直僕はかなりグッときてしまいました。良い関係を築いていたんだなと。。。
人は誰でも苦悩し、活路を見出してはまた苦悩する。そんな日々の中でも必ず手を差し伸べてくれる人はいる。タモさんにとってはまさに赤塚先生がそうだったのだろう。『私もあなたの数多くの作品の一つです』最大級の感謝の言葉だと思う。そして幼少の頃テレビの前で一緒に口にしていたバカボンのパパ=赤塚先生の『これでいいのだ』とゆう言葉の持つ力強さも改めて認識した様に思う。
赤塚先生の漫画で育った世代の一人として心よりご冥福をお祈り致します。
合掌
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