
ここ数年何気にハマってたりするクンビア。近年の進化も著しく、もっさりと重心の低いビートは掘れば掘る程クセになる。そもそもクンビアとは、南米の北端に位置するコロンビア発の音楽で、カリブ沿岸の黒人たちが多く住みついた漁村を中心に広がった音楽である。
基本的にはメレンゲ等と同じ4分の2拍子でメレンゲが前へと進むリズムであるのに対し、クンビアはゆったりとレイドバックしたリズムであるのが特徴でレゲエ的なグルーブが強い為か、わりと最近になって出て来た音楽のイメージだけど歴史は古く、18世紀には既に存在した様である。
その後コロンビア周りの国に浸透し、今ではクンビア的な演奏をするバンドは南米中にいる。メキシコだとマリアッチっぽくなってたり、アルゼンチンだとタンゴっぽくなってたり。最近のものになると確実にレゲエ/ダブを意識してるような曲も多く、その発展型としてはレゲトンもそうだろうし、バイレファンキなんかもそうだろう。更にもっと近年になると打ち込み主体のデジタルクンビアなんてのも出て来てますます気になる次第である。
その魅力を凝縮した音源がベネトンが出してる雑誌"COLORS MAGAZENE"が制作したクンビアのコンピレーションアルバム。コロンビア、チリ、メキシコ、ベネズエラ、ペルー、アルゼンチン、アメリカ等でクンビアを奏でるアーティストが大集合。イナタさ全快で入門編にはもってこいの好盤。
CUMBIA SOBRE EL RIO - CUMBIA SOBRE EL RIO
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