2009年10月6日火曜日

Save My Life # 29

Return To Forever / Chick Corea

70年代に入って、マイルス・ディヴィスがエレクトリックジャズの可能性を追求する一方、60年代に大きな潮流となっていたフリージャズは行き詰まりを見せ始めた。 そうしたなか、チック・コリアは、アコースティックサウンドとエレクトリック楽器を無理なく融合させると同時に、メロディアスで親しみやすいこのアルバムを制作した。

明るく開放的でありながら高度の演奏力から生まれる心地よい緊張感をもったこの作品は、フュージョン・ブームの先駆けとなり、たちまち多くのファンの心をつかみジャズアルバムとしては異例の大ヒットとなった。

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