On the Corner by Miles Davis
リリース当時なにかと物議を釀したマイルス72年の作品。当時、スライ&ファミリー・ストーンに興味を示していて、本作はスライ的な要素も多分に加味したマイルス流のストリート・ミュージックといったところ。
ドラマー&パーカッション奏者を大勢取りそろえたリズムの洪水・リズムが圧巻で、その洪水の中からマイルスのトランペット、デイヴ・リーブマン&カルロス・ガーネットのサックスが浮遊物のように舞い上がり漂う。アフロ・ファンク的なリズムが基調だが、そこにバダル・ロイのタブラがインド的な雰囲気を付け加えている。
0 件のコメント:
コメントを投稿